• 関西大学のキャンパス内の村野藤吾建築ではタイル使いの工夫によっていろいろな質感を見ることができる。

    目地を少しへこませて貼った、引っかき傷をいれたタイル(スクラッチタイル)や、

     

    わざと裏側を使ってみたり

     

    ヘリンボーンの床タイル。

     

    壁は、フランス張りが多い。これは、全体として、縦横のラインがでにくくやわらかな雰囲気になるのを好んだのだと思う。

     

    そして。自由な色遣いと模様で、素敵なアートもみられる。

     

    工業製品であるタイルにいかに温かみ、やさしさを加えるか?色のむらや揺らぎを大切にして設計されていると感じた。

    yuri

     

     

     

     

     

     

  • 村野藤吾さんは、何かと何かがぶつかるところをとても意識して設計しています。

    壁の足元をちょっと透かしたように見せてボリュームのある校舎を軽やかに見せたり。

    階段と床がぶつかる部分を、浮いたように見せたりは、散見されます。

     

     

     

     

     

     

    もうすぐ取り壊しの一高校舎では、手すりの足元を少し広くしたことで、逆にべったりくっつけている。踏み面に角度がついて面白

    かった。

    yuri

     

     

     

  • 関西大学で村野藤吾建築を巡っていると、こんな金網を良く目にします。

    ちょっとだけカットすることにより、素敵な幾何学模様が見えてくる。

    ローコストデザインならではの素敵な発想。

     

    面格子に。

     

     

    扉に。

     

     

    渡り廊下の手すりにも。

     

    スクリーンにも。

     

    そして全部デザインが違う。

    yuri

     

  • 経年でゆがんできたわけではなく、もともとのようだ。

    よく見れば、左右互い違いに縦樋があり、そちらに向かって勾配が付けられている。

    片方に造れば目立たないものを、そんな揺らぎのようなものを作りたかったのかな?

    yuri