関西大学のキャンパス内の村野藤吾建築ではタイル使いの工夫によっていろいろな質感を見ることができる。
目地を少しへこませて貼った、引っかき傷をいれたタイル(スクラッチタイル)や、
わざと裏側を使ってみたり
ヘリンボーンの床タイル。
壁は、フランス張りが多い。これは、全体として、縦横のラインがでにくくやわらかな雰囲気になるのを好んだのだと思う。
そして。自由な色遣いと模様で、素敵なアートもみられる。
工業製品であるタイルにいかに温かみ、やさしさを加えるか?色のむらや揺らぎを大切にして設計されていると感じた。
yuri